レンタルサーバー8年間使い続けたエックスサーバーからmixhostへ引越し
2017年大晦日、8年間使ってきたレンタルサーバーXSERVERからmixhostへのWEBサイトのサーバー引越しを完全に終えた。6個の独自ドメイン、6個のWordPressサイトと1個のサーバーインストール型アクセス解析をmixhostに移動させた。
- 1. エックスサーバー本当に高速・高機能・高安定・低価格だった
- 2. 最新ハイスペックサーバー mixhost
- 2.1. 最新のマルチCPU・ピュアSSD RAID構成のハイスペックサーバー
- 2.2. LiteSpeed HTTP/2に完全対応した圧倒的に高性能なWebサーバー
- 2.3. WordPress専用キャッシュで圧倒的な高速表示
- 2.4. マルチドメイン・データベース・メールアドレス無制限
- 2.5. 安定したリソース制御&運用規模に合わせてリソースの増減が自由に可能
- 2.6. 無料で使えるSSL証明書
- 2.7. WAF・ウィルススキャン・スパムメールフィルタなどのセキュリティ機能
- 2.8. 遠隔地への自動バックアップ
- 2.9. 業界最長級の30日間無料お試し
- 2.10. cPanel 世界で最も人気のコントロールパネル採用
- 2.11. Googleが開発しているQUIC対応
- 3. mixhost30日間無料お試しを利用してXSERVERと比較
- 4. サーバー応答時間が決め手となってmixhostに引越しを決意
エックスサーバー本当に高速・高機能・高安定・低価格だった
XserverではX10(スタンダード)プランを1契約していたのだが(以前は2契約していた時期もあった)、24ヶ月契約で月額1,080円と本当にお手ごろ価格で高スペックサーバーを使えて不満はなかった。
何よりレンタルサーバーにおいて重要な高稼働率、サイトにアクセスできないなど障害が少ない高安定性で、8年間サイトにアクセスできなかったという記憶がない。この辺りは当たりのサーバーに収容されていたからかもしれない。
6独自ドメインで6サイト運営していたと言っても、小規模なサイトばかりでアクセスも少なく何かの間違いでバズることもなかったので、転送量オーバーの規制でサイトにアクセスできないこともなかったし、ワードプレスの高負荷をかけるプラグイン使用でサーバーに負荷をかけ警告がくることもなかった。
コントロールパネルも使い勝手がよかったしマニュアル・サポートも充実していたので初心者でも直感的にサイトの管理ができた。
Xserver nginx(エンジンエックス)WEBサーバー採用・ストレージSSD化
2017年には大量の同時アクセスへの処理に最適化されたWEBサーバーnginxも採用されて、ストレージも200GBの容量(X10スタンダードプラン)のSSDとなってさらに高機能・高速なレンタルサーバーとなった。
ただし、nginxとなってからサーバーの障害が増えたように思えるし、期待していたほど高速化されたという印象はなかった。まあ体感できるほどの高速化なんてそうそうないだろうし、サーバー側でみれば負荷が軽減されているのだろうけど。
このころからWordPressプラグインやテーマを考えるようになった。いくらサーバーが高速・高機能となってもワードプレスサイトの内部的(テーマやプラグイン)に最適化できていなければ意味がない。
SEOで一番重要なのはコンテンツ(内容)だとわかっているが、ページスピード、スマホなどモバイル最適化もSEOの大きな問題となっているので、ページスピード・モバイル最適化というSEOの観点からワードプレステーマを探し始めた。
最新ハイスペックサーバー mixhost
ページスピード・モバイル最適化というSEOの観点からワードプレステーマを探している時にふと、MixHostというレンタルサーバーの存在を知る。
最新のマルチCPU・ピュアSSD RAID構成やらLiteSpeed Webサーバー、契約毎に割り振られる仮想CPU・メモリ、上位プランへのアップグレード下位プランへのダウングレードが瞬時にでき料金は日割り計算、無料・無制限で使えるSSL証明書、WAFなど充実のセキュリティ機能が標準、遠隔地への自動バックアップ、30日間無料お試し、cPanelをコントロールパネル採用、Googleが開発しているQUIC対応などなど最新スペック、最新技術を導入している。
エックスサーバーでも導入されているサービスもあるが、最新技術を積極的に導入してんこ盛り状態といった感じだ。ただ、XserverのX10(スタンダード)プランの料金(月額1080円ディスク容量SSD 200GB)にあたるプラン、mixhostスタンダードプランのディスク容量がSSD 40GBというところがひっかかるところだ。
最新のマルチCPU・ピュアSSD RAID構成のハイスペックサーバー
最新のマルチコアCPUを複数台搭載するマルチCPUに加え、RAID構成のピュアSSDを採用した最新ハイスペックサーバーと国内最大級の超高速バックボーンを組み合わせ、郊外の大型データセンターで運用。
LiteSpeed HTTP/2に完全対応した圧倒的に高性能なWebサーバー
LiteSpeed Webサーバーは、一般的に使用されるApacheと完全な互換性を持ち、Apacheよりも静的コンテンツは最大9倍高速、PHPは最大50%倍高速、SSLサイトは最大3倍高速な次世代のWebサーバー。急なトラフィックの増加にも安定したWebサイトの表示、次世代プロトコルのHTTP/2に完全対応、SSLサイトをさらに高速化。
WordPress専用キャッシュで圧倒的な高速表示
数千リクエスト/秒の圧倒的なアクセスにも対応可能な、LiteSpeed独自のキャッシュ機能LiteSpeed Cacheを標準で搭載し、WordPress専用クラウドにも負けない圧倒的な高速表示。
マルチドメイン・データベース・メールアドレス無制限
全てのプランで独自ドメインまたはそのドメインに対するサブドメインを無制限に利用可能。データベースも無制限に利用でき、WordPressをはじめとする各種CMSも無制限に設置可能。
安定したリソース制御&運用規模に合わせてリソースの増減が自由に可能
サーバーリソースを契約毎に独立して制御している為、他のユーザーの影響を受けない高セキュリティで安定したサービス。リソースの増減はダウンタイム0で瞬時に行う事ができるため急なアクセスの増加時にも安心、リソース増減時の利用料金は日割り計算、プランを下げる場合でも差額を次回の請求額より割引、必要なリソースを必要なだけ利用
無料で使えるSSL証明書
Webサイトの通信を暗号化し、セキュリティの向上やSEOにも効果的なSSL証明書をドメイン無制限・無料で利用可能。認証局には世界シェアNo.1のCOMODO社を採用、信頼性の高いSSL証明書を提供。HTTP/2に対応する事によりSSL対応Webサイトの表示速度を大幅に高速化。
WAF・ウィルススキャン・スパムメールフィルタなどのセキュリティ機能
Webアプリケーションを通した不正侵入を防御する事のできるWAFや外部からの侵入の検知や防御を行うIPS/IDS、メールやWeb全てに対応したウイルススキャン、スパムメールフィルタを標準で装備。
遠隔地への自動バックアップ
同一サーバー内の複数のSSDにリアルタイムでデータをコピーし、さらに物理的に離れたデータセンターに設置されたバックアップサーバーに1日1回自動的にバックアップ。標準で過去30日間のバックアップからデータを無料で復元できる、自動バックアップ&リストア機能。
業界最長級の30日間無料お試し
自信を持って高品質なサービスを提供。自信があるからこそできる業界最長級の30日間無料お試し。クレジットカードの登録不要。
cPanel 世界で最も人気のコントロールパネル採用
世界で最も人気のコントロールパネルであるcPanelを採用。cPanelは日本語対応の、革新的で洗練された非常に優れたコントロールパネル。世界中の数百万のサイトで使用されている実績があり、高機能、使いやすさ、高い信頼性。
Googleが開発しているQUIC対応
QUICはGoogleが開発しているトランスポートプロトコル。TCPに代わってUDPを利用し、TLS同様のセキュリティ機能・接続確立の高速化などの特徴がある。
mixhost30日間無料お試しを利用してXSERVERと比較
MixHostの30日間無料お試しを利用して、実際に稼動しているWordPressサイト(ダイエット関連のサイト)のデータを使って、同一プラグイン構成・同一テーマでmixhost、エックスサーバーおのおののレンタルサーバーからもらえる初期サブドメインにワードプレスをインストールして、ページスピード・モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンステストをしてみた。
サーバー以外はできるだけ同一条件にしたかったが、エックスサーバーは独自ドメインのWordPressサイトが6サイト稼動しているので完全には同条件にはならない。画像の最適化とかはすべて同じにしてある。テーマの設定もすべて同じに設定、アドセンスなどの広告はもちろん貼っていない。
Luxeritas(ルクセリタス)SEO最適化・レスポンシブ・高カスタマイズ性・とにかく速い無料WordPressテーマ
ページスピード・モバイル最適化というSEOの観点からワードプレステーマを探している時に発見したのが「Luxeritas」という無料のワードプレステーマ。開発において特に重視しているのは、高速化、SEO、レスポンシブ、多機能、に関する取り組みだそうです。さらにAMPにも対応してます。特に高速化・ページ読み込みスピードについてのこだわりは頭が下がる想いです。これが無料テーマなんて信じられません。
このサイトでもLuxeritasを有り難く使わせていただいておりますし、mixhostとXSERVERの比較テストでも使わせていただきました。プラグインについてもLuxeritas Theme のサイトですすめられているプラグインを使用しました。Luxeritasの設定やカスタマイズについては今後の備忘録で。
エックスサーバーでのページスピード・モバイルサイトの読み込み速度テスト
XSERVERでのページ読み込み速度テスト。Luxeritas無料WordPressテーマのおかげでページ読み込み速度テストの結果は良好。普通ならこれだけのページスピードが出ていれば大満足。特にモバイル側の結果が99なのだから本来なら言うことなしである。パソコン側で画像を最適化するが出ているのが何故だか不明。
モバイル・パソコン共に「サーバーの応答時間を短縮する」が出ている。時間帯を変えて10回程度テストをしたのだが「サーバーの応答時間を短縮する」は消えることはなかった。サーバーのことだけにこちらからはどうしようもない。
エックスサーバーでnginx(エンジンエックス)WEBサーバー採用・ストレージSSD化によって高速化に期待していただけに、そんな悪い結果、いやどちらかといえば良好な結果なのに正直ちょっとショック。「本当にnginxで動いてるのか」と調べたほどだ(最初は既存アカウントのサーバーは古い既存サーバーでnginxではなく、新規アカウントがnginx新サーバーに入居、後に既存アカウントがnginx新サーバーに移動した)
モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンステストも4秒台だが良好、同じ業種内?のサイトでもトップレベルに入っている。モバイル通信も高速化しているがまだまだ3G回線が残るから重要なSEO課題なのだ。
mixhostでのページスピード・モバイルサイトの読み込み速度テスト
MixHostでのページ読み込み速度テスト。なんとあっさりモバイル・パソコン両方共に100点満点。エックスサーバーのテストと同時間帯、同回数行ったが10回中9回程度100点満点。「サーバーの応答時間を短縮する」が1回出たくらいだ。LiteSpeed独自のキャッシュ機能LiteSpeed Cacheプラグインも使っていないし、エックスサーバーと同様のプラグインを使っている。
mixhostにはこのテストサイト以外に何もないこともあるだろうが、100点満点の数字を見ると「mixhost使いたいなあ・・・」となるのが人というものです。「エックスサーバーから引っ越すか・・・」グラグラ揺れ始めるのであります。
モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンステストは3秒台で特に良好という結果が出た。訪問者の離脱率も低、同業界内のサイトでも特に良好となった。10回ほどテスト試行したなかで一度だけだが2秒台も出ておりテスト結果には大満足。
サーバー応答時間が決め手となってmixhostに引越しを決意
エックスサーバーのディスク容量、コントロールパネルの使い勝手の良さ、何より高安定性が捨てがたいし、mixhostのディスク容量が少なく感じたし、cPanelが使いやすいとは感じられなかったのだが、迷ったあげくにサーバー応答時間が決め手となってmixhostに引越しを決意した次第。XserverからMixHostへの引越し作業についてやmixhostの設定方法についてはまたの機会に。